会長だより ㊴ カメラを止めるな!

(2025年3月26日)

カメラを止めるな!

緑友会長 川本正人(普通科21期)

彼岸が過ぎ、一気に春めいた日曜日(23日)。
ロケ当日のその朝、創立70周年にちなんだ会長メッセージの動画を「校庭一周、ノーカットの長回しで撮ろう」と決めました。
空がすばらしく青かったからです。

ノーカット撮影 開始早々の場面

緑友会は、ホームページの年度内一新を目指しています。ウリの一つが「動画」。会員からの投稿も募ります。
そこに載せる会長あいさつを、「きちんとしたビデオメッセージ」にしたところで、面白味も新鮮味もありません。撮影場に想定していた「みどりホール」が新年度用の教科書と販売物品の山で埋まっていたことも、屋外に目を向かせました。
「ニュース性を加え、二度と撮れないドキュメンタリー風にできないか」、そんなことをボンヤリ考え、目覚めたときに浮かんだのが「校庭一周ロケ」でした。

頭にあったのは、映画「カメラを止めるな!」(略称「カメ止め」)です。前半37分間はノーカットのB級ゾンビホラー。けれど実はこれが生放送番組で、後半はそのメイキングドラマという設定。トラブル続発の中、放送時間内にエンドまで持ち込んでいくスタッフの奮闘がコミカルに描かれます。臨場感、緊迫感、撮り切ったあとの爽快感がたまらない作品です。

スタッフが緑友会館前に集合するのは午後1時。盛り込めそうなネタを急いで整理し、頭にたたき込みました。いつものあいさつ同様、原稿やカンペはナシ。読むと噛(か)むし、第一気持ちが伝わらないからです。
少し早めに登校。正門前で青空に向かってそびえ立つ木々を改めて目にしたとき、出だしのフレーズが固まりました。

「緑のこずえが
4階建ての校舎を追い越しそうです。
校門から続くメイン通りの巨木群。
かつて一面が田んぼだったとは想像もできません。
これも長い歴史が生んだ風景です。
東住吉高校は2024年、創立70周年を迎えました」

登校してくれたスタッフは4人。合流してから「カメ止め」で行かせてほしいとお願いしました。
突然の提案。成否の見えない企画。しかもぶっつけ本番。プロの企画制作マンである撮影担当の10期生は、インパクトのある短いカットを積み重ねるお考え。絵コンテまで作っておられました。
けれど「あとで切り取り編集していただいて構いませんので、まずは一度、カメラを回しっぱなしで撮ってください」と無理を申し上げました。

正門から反時計回りに緑友会館までノーカット、ノー原稿の15分。舌のもつれや言い忘れは多々ありました。けれど、必死に追いかけてくれた撮影担当は一発OK。
「ワンカットでも、中身がしっかりしていれば十分伝わる。シンプルな作りの強さです」
そうおっしゃってくださいました。
(実は「やり直しは、もうイヤや」というお気持ちだったのかもしれませんが。)

本日、その担当者から、テロップなど修正完了のLINEが入りました。「ここで完パケにします」とのことでした。
完成を「完パケ」(完全パッケージ)なんて業界用語で言われると、なんだかそれなりの作品に聞こえますね。

仮題は「カメラを止めるな! 創立70周年・会長校内ツアー篇」。
近日、ひとまずこのままアップされそうです。
ライブ感はあるものの、狙った緊迫感とはほど遠く、ご披露できる完成度でもありません。
せめて「これなら自分も」と、皆様からの動画投稿の呼び水になりますように。

事務局日誌 2025年3月26日(水)◆あて名シール作成◆色紙の飾り付け

◆あて名シール作成
12期生から、同窓生のあて名を印刷したタックシールの依頼がありました。同窓会の案内状を出すためです。パソコンのデータをプリントするのですが、印刷画面とタック用紙が合わず、毎回用紙をカットするというアナログな作業をしています。修正方法、誰か教えてー。(くりべ)

◆色紙の飾り付け
昨年11月に体育館で行われた創立70周年記念公演で、トークショーを繰り広げてくださった卒業生9人。いずれもプロとして活躍する落語家、講談師、お囃子(三味線)の方々です。その際書いてもらった全員の色紙を今日、みどりホールのカウンターに飾りつけました。サインだけでなく、在校生へのメッセージなどが添えられています。(吉田)

 

「会長だより」に寄せられた車 浮世さん(普通科26期生)の メッセージ

時代小説家で江戸料理文化研究家の車浮代さんは、本校の普通科26期生です。今年のNHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺(ばなし)〜」の主人公・蔦屋重三郎の本を立て続けに7冊著しました。
同じ主人公なのに一作ごとに異なる趣向、しかも6冊はこの2月まで半年余りの新刊。放映を機に、これまで有名とは言えなかった快男児の全てを知ってもらいたいという〝べらぼう〟な気迫が、並べた本から立ち上ってきます。創立70周年に、卒業生がライフワークで花を添えてくれたようです。

浮代さんの、人、作品、メッセージは、このホームページの「会長だより」㊱~㊳で3回にわたって紹介。会員通信の「活躍する卒業生」からでも見られます。

以下、会長だより㊳「蔦重の語り部(言葉の巻)」に載せた浮代さんのメッセージです。

◇◇◇ 浮代さんから ◇◇◇

すべての卒期に共通した熱中体験がある。それが東住吉高校の強みです。
「だより」執筆に先立って関東在住の浮代さんに初めてお電話した際も、皆さんの思い出と重なる話がいろいろ。
講演や執筆に加え、夏にロサンゼルスで行う「ネオ・ジャポニズム」の催し準備にもお忙しい中、2時間近くお付き合いくださいました。

母校の共通体験といえば体育祭。浮代さんは1年生の時が「マスコット」、2、3年生は「仮装」でした。仮装とはダンスや寸劇でパフォーマンスを競う団。今の「アトラクション」に当たります。
「テニス部の目立たない生徒でしたけれど、少しは目立ちたい、という気持ちがあったんでしょうね」
祭りのあと、校庭でマスコットを燃やし、皆で泣き、輪になってフォークダンスを踊った時代。
「良かったなあ……。就職した印刷会社で、下版の前、クリエーター、営業、印刷現場の全員がアドレナリン全開で徹夜していた時も、『体育祭みたい』って、ものづくりの達成感を思い返していました」

1年余り前、その体育祭のマスコットやスタンド(観覧席)をなくそうという意見が教員の中で強まったんですよ。理由は「安全ではないかもしれないから」。
「えぇっ! 学年を越えて、自分たちで全部管理して何かを作り上げる。あれほど人間形成に大事な行事はありません。ヒエラルヒー(階級)ができたり、ケンカや恋愛があったり、すべてが貴重。そうした経験の積み重ねが人や文化を育むんです」
そういえば私が同期の家内と結ばれたのも、体育祭で応援団長補佐だった私の法被(はっぴ)作りを、「衣装団」の彼女が担当したのが縁。相手には全くその気がなく、縫ったのも義母だったのに、「ボクを思って♡」とジコチューな誤解をしたのが始まりでした。

で、体育祭。蔦重ならどうします?
「もっと大胆に、全国に校名がとどろくほどにやるでしょうね。資金を集めて、特別マスコットを当日披露するようなサプライズも仕込んで」
長く続いた日本の縮小均衡の流れに押され、私たちの発想まで縮んでいないかと、改めて考えた次第です。

「東住吉温泉」という懐かしい表現も出ました。自由でおおらかな母校を例える言葉です。良く言えば「自主独立」の気風。江戸文化が花開いた蔦重の時代もこうだったのかもしれません。
例えば受験勉強。今のような丁寧な指導やマラソン学習行事はなく、それぞれが覚悟を決めたやり方をし、先生方も半ば黙認。芸大を目指していた浮代さんの場合、午後になると学外のアトリエで絵を学んでいたそうです。そういえば私も、理系クラスなのに史学科志望に転向し、数学や物理の授業中に古典や英語を自習。傍らに立った先生からはただ一言、「おまえ、卒業だけはせえよ」でした。
ぬるま湯に浸るばかりでなかったことは、国公立大合格者数が今の3倍前後だったことにも表われているのでは? 自由の結果に自己責任が伴うことを、自然と学んでいた気がします。

こうした話をしていて感じたのは、浮代さんが「縁」を大切になさることです。
ペンネームを決めた時には、「車といえば映画『男はつらいよ』の車寅次郎。だから車役の渥美清さんのお墓参りにも行ったんですよ、命日に。『これから車を名乗らせていただきます』って」。
江戸料理に話が及ぶと、「日本の八百万(やおろず)の神のことも考えるようになりました。昔は『米一粒にも神様が宿っている』って、食材を端々まで使い切っていましたから」。
さらに、「何かしてくれた人だけでなく、その人を形成した親や先祖、八百万の神々に感謝する『お陰様』、この瞬間から始まる未来に感謝する『今日様』という言葉もいいですね」とも。

最後に在校生へのメッセージをお願いしたら、すぐにメールで届きました。小説『蔦重の矜持(きょうじ)』にあるセリフです。
早速、卒業式を翌日に控えた3年生の緑友会入会式(2月27日)で披露しました。
全文採録します。

「『何事も経験』ってのは本当のことで、人生に無駄なことなんて一つもないぞ。無駄だと思ったとしたら、それは経験を生かさず、無駄にしちまった自分が悪いんだ。様々な経験を積んだ上で、自分の天分を見極めて、それを仕事にして社会に貢献する。それがこの世に生を享(う)けた意味ってもんだ」

様々な「経験」ができたからこそ、うなずく卒業生も多いはず。
そんな母校の「縁」で結ばれた緑友会。
「天分を見極めて貢献する」
蔦重の、いや浮代さんのこの言葉を胸に、私も春を迎えます。

事務局日誌 2025年3月23日(日)◆新HP用の動画ロケ 

◆新HP用の動画ロケ
年度内に一新する緑友会ホームページのうち、創立70周年にちなんだ会長あいさつを動画で収録しました。
映画「カメラを止めるな!」の臨場感を意識し、校庭を一周しながら10分余りのノーカット撮影。「読むと噛(か)むし、第一気持ちが伝わらない」という理由で原稿もなし。登校したスタッフ4人はもちろん、言い出した会長自身も「ホンマにできるの?」と半信半疑でしたが、カメラ役は一発OK。最後に事務局スタッフ2人がチャンネル登録までアピールしました。さて出来映えは……。
不適切な場面があれば急ぎ撮り直します。(川本)

 

事務局日誌 2025年3月21日(金)◆「在校生ご支援金」受付開始 

◆「在校生ご支援金」受付開始
午前中の一般選抜合格発表に続き、午後から合格者説明会。購入した教科書や物品をキャリーバッグに詰めた親子が、にこやかに校内を行き交いました。
後援組織でもある緑友会にとっては、「在校生ご支援金」の呼びかけ初日です。学校にお願いして入学資料とともに趣意書と郵便払込用紙を配付し、8つの教室に集まった親子に会長が放送で支援を要請。現金受付コーナーも正門と通用門に設け、スタッフ7人が緑友会のノボリを立ててお待ちしました。
海外研修補助金、クラブ活動褒賞金、体育祭のスタンド資材購入費など、公費やPTA会費では出せない・足りない経費はいろいろ。みどりホール整備やICT機器全教室配備のような大型支援もありました。
受付コーナーは入学式でも開設。しっかり集めて、後輩たちに思い切りいろんな体験をしてもらいましょう。(川本)

事務局日誌 2025年3月19日(水)◆前会長の「こども食堂」◆卒業写真  

◆前会長の「こども食堂」
緑友会前会長の坂田繁数さん(普通科12期)が来局されました。2017年から月に一度「こども食堂」を開催されています。立ち上げ話から様々な人たちとのエピソードまでいろいろ聞かせていただき、感動しました。
お金の話もありました。各種団体から寄付は受けていますが足が出ることも。その際補うのはポケットマネーだそうです。「趣味にはお金が掛かるもんや」と笑顔でおっしゃいます。好きなことをしてるからと。
たくさんの人たちを助けている偉大な坂田先輩。心から応援してます。(くりべ)

◆卒業写真 
🎵悲しいことがあると
開く皮の表紙〜
卒業写真のあの人は
やさしい目をしてる〜

みなさん卒アル開いてみることありますか?
綠友会事務局には1期生から2月28日に卒業した68期生(芸文30期生)までの卒業アルバムがずらっと保管されています。
近年のものは綠友会が業者より購入していますが、古い年度のものは同期生で結婚されたご夫妻より一冊を寄贈いただいたものもあると聞いています。
同窓会開催の相談に来られた卒業生の方々に「ここにアルバムありますよ」と見ていただくこともあります。
本校では卒業生の教員もおられ、『先生』の『高校生』当時のお顔も見ることができます。
〝青春の1ページ〟
あなたも卒業アルバム、一度開いてみませんか?(しばたに)

 

会長だより ㊳ 蔦重の語り部(言葉の巻)

(2025年3月16日)

蔦重の語り部(言葉の巻)

緑友会長 川本正人(普通科21期)

名だたる絵師や作家を発掘した蔦屋重三郎ですが、彼自身が発した言葉の記録はほとんどありません。プロデューサーは他の人を売り出すのが仕事、自分は脇役――という姿勢に徹していたかのようです。
そんな蔦重の生き方を、まるごと「言葉」に超訳し、現代人への教えを幾重にも導き出したのが車浮代さん(普通科26期)。
締めの今回はそんな近著2冊と、浮代さんからのメッセージをお届けします。

【生き方に学ぶ】(2冊)

◆『仕事の壁を突破する 蔦屋重三郎50のメッセージ』
(飛鳥新社2024年12月)

説明不要。ストレートに項目を挙げます。
<01 自分に何ができるのか、わからないあなたへ――人様に与えられる「天分」は、探せばきっと見つかる><02 自信がないあなたへ――とにかく動けば、それは「経験」になる。「経験」がやがて自信に変わる>、最後は<今の自分を誇れるか。今の自分に握手できるか>。
それぞれに蔦重らの行動と浮代さんの解説付き。「若い人に読んでもらいたい」と著者が願う一冊です。

◆『蔦屋重三郎の慧眼(けいがん)』
(2025年2月、ディスカヴァー・トゥエンティワン)

最新作は1㌻1エッセンスの〝教条集〟。171項目を「慧眼」「商売」「人間関係」「生き様」「色と通」「時代」の章に分け、さらに戯作者や狂歌師らの蔦重評を原文と訳文で収めています。
この出版社の人気シリーズに「超訳」ものがあります。ニーチェをはじめ古今東西の賢人・偉人の思想を1㌻1エッセンスで編んだもので、『慧眼』も同じ体裁。
蔦重の軌跡をシリーズ入りさせるまでに再構成した浮代さんの慧眼と力量、さすがです。

 

◇◇◇ 浮代さんから ◇◇◇

 

 すべての卒期に共通した熱中体験がある。それが東住吉高校の強みです。
「だより」執筆に先立って関東在住の浮代さんに初めてお電話した際も、皆さんの思い出と重なる話がいろいろ。
講演や執筆に加え、夏にロサンゼルスで行う「ネオ・ジャポニズム」の催し準備にもお忙しい中、2時間近くお付き合いくださいました。

母校の共通体験といえば体育祭。浮代さんは1年生の時が「マスコット」、2、3年生は「仮装」でした。仮装とはダンスや寸劇でパフォーマンスを競う団。今の「アトラクション」に当たります。
「テニス部の目立たない生徒でしたけれど、少しは目立ちたい、という気持ちがあったんでしょうね」

祭りのあと、校庭でマスコットを燃やし、皆で泣き、輪になってフォークダンスを踊った時代。
「良かったなあ……。就職した印刷会社で、下版の前、クリエーター、営業、印刷現場の全員がアドレナリン全開で徹夜していた時も、『体育祭みたい』って、ものづくりの達成感を思い返していました」

体育祭で男子生徒と制服を交換
した浮代さん(左の〝男前〟)

1年余り前、その体育祭のマスコットやスタンド(観覧席)をなくそうという意見が教員の中で強まったんですよ。理由は「安全ではないかもしれないから」。
「えぇっ! 学年を越えて、自分たちで全部管理して何かを作り上げる。あれほど人間形成に大事な行事はありません。ヒエラルヒー(階級)ができたり、ケンカや恋愛があったり、すべてが貴重。そうした経験の積み重ねが人や文化を育むんです」
そういえば私が同期の家内と結ばれたのも、体育祭で応援団長補佐だった私の法被(はっぴ)作りを、「衣装団」の彼女が担当したのが縁。相手には全くその気がなく、縫ったのも義母だったのに、「ボクを思って♡」とジコチューな誤解をしたのが始まりでした。

で、体育祭。蔦重ならどうします?
「もっと大胆に、全国に校名がとどろくほどにやるでしょうね。資金を集めて、特別マスコットを当日披露するようなサプライズも仕込んで」
長く続いた日本の縮小均衡の流れに押され、私たちの発想まで縮んでいないかと、改めて考えた次第です。

「東住吉温泉」という懐かしい表現も出ました。自由でおおらかな母校を例える言葉です。良く言えば「自主独立」の気風。江戸文化が花開いた蔦重の時代もこうだったのかもしれません。

例えば受験勉強。今のような丁寧な指導やマラソン学習行事はなく、それぞれが覚悟を決めたやり方をし、先生方も半ば黙認。芸大を目指していた浮代さんの場合、午後になると学外のアトリエで絵を学んでいたそうです。そういえば私も、理系クラスなのに史学科志望に転向し、数学や物理の授業中に古典や英語を自習。傍らに立った先生からはただ一言、「おまえ、卒業だけはせえよ」でした。

ぬるま湯に浸るばかりでなかったことは、国公立大合格者数が今の3倍前後だったことにも表われているのでは? 自由の結果に自己責任が伴うことを、自然と学んでいた気がします。

こうした話をしていて感じたのは、浮代さんが「縁」を大切になさることです。

ペンネームを決めた時には、「車といえば映画『男はつらいよ』の車寅次郎。だから車役の渥美清さんのお墓参りにも行ったんですよ、命日に。『これから車を名乗らせていただきます』って」。

江戸料理に話が及ぶと、「日本の八百万(やおろず)の神のことも考えるようになりました。昔は『米一粒にも神様が宿っている』って、食材を端々まで使い切っていましたから」。

さらに、「何かしてくれた人だけでなく、その人を形成した親や先祖、八百万の神々に感謝する『お陰様』、この瞬間から始まる未来に感謝する『今日様』という言葉もいいですね」とも。

最後に在校生へのメッセージをお願いしたら、すぐにメールで届きました。小説『蔦重の矜持(きょうじ)』にあるセリフです。
早速、卒業式を翌日に控えた3年生の緑友会入会式(2月27日)で披露しました。
全文採録します。

「『何事も経験』ってのは本当のことで、人生に無駄なことなんて一つもないぞ。無駄だと思ったとしたら、それは経験を生かさず、無駄にしちまった自分が悪いんだ。様々な経験を積んだ上で、自分の天分を見極めて、それを仕事にして社会に貢献する。それがこの世に生を享(う)けた意味ってもんだ」

様々な「経験」ができたからこそ、うなずく卒業生も多いはず。
そんな母校の「縁」で結ばれた緑友会。
「天分を見極めて貢献する」
蔦重の、いや浮代さんのこの言葉を胸に、私も春を迎えます。

 

芸能文化実習棟ホールで吹奏楽部の定期演奏会が開催されました。

芸能文化実習棟には早くから開演待ちの人たちが並んでいました定期演奏会の立看板2025(令和7)年3月9日芸能文化実習棟ホールで吹奏楽部の定期演奏会が開催されました。
吹奏楽部の定期演奏会は毎年、年1回この時期に行われているものです。会場はほぼ満員、盛況でした。

第1部の演奏風景第1部では、現役吹奏楽部員2年生5名、1年生3名、8名体制で、アンサンブルコンテストで銀賞を得たロマネスク組曲をはじめ、バラードからアップテンポのポップスまで幅広いジャンルのプログラムを小編成で演奏、吹奏楽部の現在を披露しました。

第1部アンサンブルコンテストで銀賞を得たロマネスク組曲

第2部アンコール曲 Let's Swing!!(レッツ・スウィング)では ソロパートで盛り上がりました。第2部では、OB・OB22名を迎えて迫力のあるメドレー曲を中心に構成。会場全体を包み込む音量と奥行きのある演奏を披露。アンコールでは、映画『スイングガールズ』で使われた楽曲で構成されたメドレー、Let’s Swing!!(レッツ・スウィング)を演奏。スウィングの小気味よい響きの中、ソロパートも披露し、会場全体が大いに盛り上がリ、余韻を残して幕となりました。

部長の内山瑠華さんは今回の演奏会について、心に残るハーモニーを念頭に盛り上がりを重視して構成したこと。特に、小編成なので、パートの欠けているところを他のパートがカバーするよう工夫して、音の響きに腐心していることを教えてくれました。

終演後、感想を聞くと「やり切りました。みんなこの日のためにめっちゃ練習してきたので、今日ここでできてとても良かったです。(OBとの協演は)とても楽しかったです。すごく吹きやすかったです。」と明るく答えてくれました。

吹奏楽部は入学式での演奏が予定されています。その後、夏の吹奏楽コンクールに向けてがんばって行くとのこと。今後の目標を尋ねると、「もっと地域の方々に向け演奏会を開くなど、いろいろなところで演奏会をしていきたい。ちっちゃい吹奏楽だからこそ、いろんなところに身軽に行けるので…」と掲げました。
「みどりホール」もできたことですし、と水を向けると、ぜひ、やりたいと答えてくれました。今後の活動に期待したいと思います。(伊原)

プログラム

第一部
星野 源  アイデア
米津玄師  カイト
絢香    にじいろ
井上忠夫  学園天国
福田洋介  ロマネスク組曲: YouTube動画はこちら

第二部
クラウス・バデルト  パイレーツ・オブ・カリビアン・メドレー(黄金のメダル/ブラック・パール号/最後の銃弾/彼こそが海賊)
久石譲/松任谷由実   魔女の宅急便メドレー(晴れた日に/ルージュの伝言/海の見える街/仕事はじめ/やさしさに包まれたなら)
アラン・メンケン   アラジン・メドレー(アラビアンナイト/フレンド・ライク・ミー/プリンス・アリ/ホール・ニュー・ワールド)
福田洋介       さくらのうた

アンコール      Let’Swing!!(映画『スウィングガールズ』メドレー エリック・リース メイク・ハー・マイン/スコットランド民謡 故郷の空 /ルイ・プリマ シング・シング・シング)

27期生還暦同窓会を開催いたします

27期生  還暦同窓会を開催いたします。
開催場所 :都シティ大阪天王寺(旧天王寺都ホテル)
〒545-0053 大阪市阿倍野区松崎町1-2-8

日時 : 2025年11月2日(日曜日) 13:00~15:00
6 階 吉野の間
会費 13,000円

(二次会)
15:30~17:30
5 階高取の間
会費 4,000円

幹事 (代表 )小野元久(3-11)
古本敦士(3-4) 佐方(石田)裕美(3-4) 重田あゆみ(3-5)
難波(今崎)美華(3-5) 數野(島田)匡子(3-5)
山下(西田)明美(32)
上野裕章(3-2) 上野(久貴)美里(3-6))

[同窓会専用HPの開設について]

案内状は、代行業者より6月下旬から7月上旬に発送されます。

同時に専用HPが開設され、出欠申込の登録、出欠者の確認及び所在不明者の情報提供等ができるようになります。

同窓会委託業者:同窓会ジャパン

専用HP開設までの間は、27期Facebook及び27期LINEグループにて情報提供を行いますので、ご登録の方、よろしくお願いします。