就任ごあいさつ

縁は異なもの――ウクライナ余波

緑友会長 川本正人(21期)

今それを言われたら断れんやろ、という場面があります。昨年5月、当時の緑友会長坂田繁数さん(12期)から入った電話がそれでした。

「ウクライナ支援がしたいねん。会長を代わってくれへんか」

大国の侵攻から3か月。悲惨な報道が続く中です。昔から国内外で様々なボランティアを続けてきた人の切実な訴えに、「私、まだ名ばかり副会長1年目でっせ」と返すこともはばかられ、翌月の総会で第4代会長に就任しました。

人生の展開はすべて「縁」で始まる。つくづくそう感じます。私の場合、私立高校に落ちて東住吉に志望校を変え、おかげで同級の妻と出会い、末息子も61期生となりました。恩返しにPTA会長をしていた2017年、のちにコロナ禍の教育現場でも威力を発揮する電子黒板などの情報通信機器を全教室に寄贈。これを共同事業として断行して下さったのが坂田さん率いる緑友会でした。「なんで私が会長に?」の伏線です。

こうした「縁」より力強い言葉に「絆」があります。東日本大震災で人びとを物心両面で支え、その年の漢字にもなりました。天災人災を問わず、どこも絶対安全とは言い難くなっている昨今。「絆」をどれだけ日常的なものにしておけるか、どうやって持続させるかが、いっそう大切になってきそうです。

「同窓会」は、その仕組みの一つにならないでしょうか。

母校との縁をいつでも感じられ、時に絆を確かめ合える。そういう緩やかな結びつきを保つことで、人や地域の絆をいつでも再起動できると思うのです。

でもまあ、そんな大上段はさておき、まずはみなさまと双方向で近況などをやりとりしようと、会員参加型のホームページを構築中です。今や会員数2万7,000超。あらゆる分野、世界中のあらゆる地域に卒業生がおられます。どなたさまもどんどんアクセスし、明るく楽しく積極的にご縁をつないでください。

もちろん、坂田さんにもウクライナ支援のご報告をお願いします(ふふふ、お断りになれますまい)。