(2023年2月7日)
授業の満足度、5年連続「優」
緑友会長 川本正人(21期)
学校の成績といえば先生方による生徒への評価ですが、今では逆もあります。すべての先生の授業について、全校生が「わかりやすいか」「魅力的か」を評価する「授業アンケート」がそれ。東住吉高校では年2回、座学または実技各9項目の問いに「そう思う」など4段階で回答、マークシート方式で集計しています。先日、今年度2回目の結果がまとまり、5年分をまとめて示していただきました。
それでは成績発表です。全項目の年度内平均は、4点満点で2018年度の3.22から今年度の3.34までずっと右肩上がり。100点満点に換算すると80.4点から83.4点です。よく使われる優・良・可・不可の成績基準では80点以上が優。東住吉はそれが5年連続となります。
これ、府内トップクラスだそうです。確かに、近年の教育環境の激変や価値観の多様化を考えると「満足度80%」だけでも至難の業。しかも、伸びしろの少ないその数字を毎年伸ばし続け、コロナ禍で授業が制約された2020年度以降も上昇基調に揺るぎがないとは。先生方、大アッパレです。
ここでうれしいお話です。なぜコロナ禍でも満足度が高まったか。理由の一つに、緑友会が寄贈した情報通信機器の活用があります。
緑友会は2017年度、PTAなどと協力して全教室に電子黒板などを配備。さらにコロナ禍の21年、1人1台のタブレット端末配備に向け、府教委からの貸与では足りなかった4台を贈りました。これらを先生方がしっかり使いこなし、新型コロナ感染症などで登校できない生徒への全授業ライブ配信、体育祭の3年ぶり開催に向けた演技や製作の記録動画配信などを実施。学校閉鎖の緊急連絡、生徒からの欠席・遅刻連絡といった双方向の情報伝達もリアルタイムです。
「うちって電子化モデルでも『優』やんか」と、こちらまでドヤ顔になりました。