会長だより ⑧ 怪、快、会則(発展編)

(2023年3月31日)

怪、快、会則(発展編)

緑友会長 川本正人(21期)

 

コロナ禍から日常へ。緑友会の第一歩は、久々に開かれたその小さな集いだったのかもしれません。昨秋、放課後の教室であった「新クラス幹事」説明会です。今春卒業の66期生8クラスから選ばれた男女16人が、1期生の吉田正博さんから会の取り組みを聞きました。

吉田さんの「1期生」という自己紹介に、生徒たちから笑いが起きたそうです。そりゃ1つ2つ上の先輩でも緊張するのに、創立と同時入学の超大先輩を目の前にすれば「ええっ!」という驚きや感動で笑顔の声を上げたのもわかります。おかげで和やかに進行し、互選する学年幹事2人はジャンケンで決まりました。

10分余りの集いを終えた後、男子生徒の一人が「20歳の集いはどうやって開くんですか」と吉田さんにたずねてきたそうです。66期生の「かなめ役」が始動した瞬間でした。

今の会則では、幹事は役員に入っています。しかし歳月を重ね、人数が増えていくうちに役員としての活動は途絶え、同期生を代表する大切なポジションでありながら、今では何となく中途半端な存在です。そこで幹事を独立機関とし、自らの意思で活動しながら緑友会と連携していく仕組みにできないかと考えています。

こうした幹事の規定に限らず、今の会則は時代や実情に合わなくなった所が多々あります。デジタル技術の進展やコロナ禍での経験も反映させなければなりません。そこで今年6月の総会に、初の全面改正案をお示しします。昨年の総会直後に組織した会則委員会でたたき台を作り、役員会で審議してきたものです。会則委員長は会報委員長の伊原徹さん(17期)。会報編集と同様、手堅く緻密な作業ぶりで、私としては苦笑するしかない会長の“暴走”阻止規定など、新たな視点の改正が随所に盛り込まれています。

ホームページなどによるデジタル広報も、会の事業として明文化します。コミュニケーションコストが劇的に下がったネット時代にありながら、会のホームページは近年、曲折あって自分たちで編集することができず、ネットで検索して入ると「このサイトへの接続は安全ではありません」という警告まで出る状態でした。そこで会で契約したサーバーに切り替え、今年に入って自力で改修作業を進めているところです。おかげで私のごあいさつも、就任から7か月たってようやく1月に載せることができました。

改修ホームページは、会員のみなさまも参加できる双方向性がウリ。形が整ってきたらご紹介させてください。

 

※ 今年6月の総会でお示しする会則改正案の全文は、4月初めにホームページで公開予定です。