(2023年4月7日=入学式を終えて)
創立70周年 〝緑友ホール〟 構想
緑友会長 川本正人(21期)
1か月前の卒業式は、ほとんどの生徒がマスク着用。2回の体育祭中止をはじめ、コロナ禍で行事も授業も大変な制約を受けた後輩たちの、それが当たり前となった姿でした。
ひるがえって本日の第69回入学式。着用の指導はなく、体育館に整列した8クラス320人の3分の1は、マスクなしでした。新入生たちの高校生活は、日常の「素顔」に一歩近づいて始まったのです。その笑顔でたくさんの友だちと語り合ってほしい。何があっても学校だけは歓声が絶えない場所であってほしい。そう祈らずにはいられませんでした。
こうした生徒たちが集う「にぎわい空間」づくりを、緑友会が進めることになりました。来年の創立70周年を記念した学校食堂大改修。名付けて「(仮称)緑友ホールプロジェクト」です。
食堂を「食事&多目的スペース」に改修した場合のイメージ
教室棟と道路を隔てた緑友会館は1962年度にPTAが寄贈。1階にある食堂はいまだに空調設備がなく、蛍光灯は古くて薄暗く、昼食時以外は施錠され……と、十分活用できる状態ではありません。200平方㍍以上ある広々空間で耐震補強まで施されているのに、これではもったいない。少子化で高校の統廃合が続く中、母校の末永い発展のためにも環境面の魅力アップが必要です。
そこでここを、食事にとどまらず、談話や自習、寄席やライブ演奏、さらには学校行事や20歳の集い、緑友会総会といったイベントにも活用できる多目的ホールにできないか、という構想が生まれました。昨年11月、学校側との周年行事検討委員会で話題になり、緑友会が1月と4月の役員会で話し合って、本格的に取り組むことにした次第です。順調に行けば来年夏休みに工事を行うことになります。
どこまでやれるかは、みなさまのご支援次第。6月発行の会報に寄付や会費(年間2,000円、任意)の振込用紙を同封するほか、郵便書留や金融機関からの送金も随時受け付けます。発注先はコンペ(設計競技)で選ぶ予定です。
いずれも会報でご案内。ホームページなどでも随時公開していきます。同期のみなさまをはじめ会員の方々への周知を、なにとぞよろしくお願いします。