緑友会について
会長あいさつ
	
	2024 年(令和6 年)、母校は創立70 周年を迎えました。
	25 年3 月までの卒業生は2 万8,552 人。今やあらゆる分野、地域に足跡を残しています。
	
	その厚みと知見の確かさを示したのが70 周年記念事業です。緑友会が担いました。
	メインの学校食堂改修では、学校から要望のあった空調設備の導入だけでなく、スポットライトや可動舞台、間接照明のシックな壁まで設け、多目的に使える「みどりホール」に一新。
	同時に、老朽化に伴う様々な危険個所を補修しました。
	
	設計・施工監理は卒業生の一級建築士。もちろんボランティアです。
	〝人財〟の支援は記念式典・公演でも光りました。
	プロとして活躍する落語家、講談師、お囃子(三味線)の卒業生9 人が、そろい踏みでトークショーを繰り広げたのです。
	資金面でのバックアップも強力でした。
	事業費2000 万円のうち、PTA が積立金から拠出した500 万円以外は、すべて卒業生らからの寄付。
	舞台の一部や音響機器などの物品を寄贈した人もいました。
	
	思えば、公立高校のなかった東住吉区(現平野区を含む)で小中16 校の保護者が誘致活動を始めた時も、最初に取り組んだのは学校用地の自費買収。
	3 年後の1955 年(昭和30 年)、終戦10 年という焦土からの復興途上で生まれたのが本校です。
	保護者の支援はその後も続き、1962 年(昭和37 年)には「緑友会館」、1971 年(昭和46 年)には「図書館棟」が寄贈されました。
	
	今、そうした支援の担い手は、卒業生に移ってきています。
	2017 年(平成29 年)、のちのコロナ禍で威力を発揮するICT 機器の全教室配備費用1000 万円の約半分を負担したのに続き、今回は「みどりホール」。
	緑友会は、同窓会であると同時に、後援会の役割も果たしているのです。
	
	ホールは緑友会も利用できます。
	今後はここを拠点に、会員の支援・交流事業をリアルに展開します。
	また、25 年春に改修したホームページを通し、バーチャルな空間でも会員と双方向の情報受発信をしていきます。
	
	母校とすべての卒業生・恩師を結ぶ唯一の機関・緑友会。
	果たすのは「会員相互の絆」と「母校」の維持発展です。
	ご理解、ご協力を、どうぞよろしくお願いします。

