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🏃ヒガスミの新たな伝統ここにあり! 第20回チャリティー100kmリレーマラソン <レポート第1部>

11月15日(土)、チャリティー100kmリレーマラソン(通称チャリマラ)が開催されました。
生徒たちが、走ることで寄付を募り、ネパールの子どもたちに奨学金を贈っている取り組みです。
今年で19年、通算20回目。
母校の新たな伝統行事となりました。
この社会貢献を、緑友会も炊き出しで応援しています。

当日は雲ひとつない青空。
午前の授業を終えた生徒たちがクラブごとに参加し、黄色いタスキをつないで3時間、一周250㍍の校庭コースを最後まで力強く走りました。


■ 今年のメニューは「カレースープ&ナン
緑友会は、パンや飲料を提供するPTAとともにエイドステーションを運営。
この2年は「大鍋豚汁&いなり寿司」の提供でしたが、今年は趣向を変え、卒業生から借りた鉄板グリル2台を導入して「カレースープ&ナン」に挑みました。

炊き出しテントは、名付けて「全力応援 緑友会あったかステーション」!
普通科21期生が筆を執りました。
隣には
ヒンディー語の幕。こちらは同10期生のレタリングです。
 


でっかい焼きたてナンにかぶりつく生徒、具だくさんのカレースープをうれしそうにすする生徒……。
あちこちで笑顔と歓声があふれました。
鉄板グリルは、坂田繁数前会長(普通科12期)がガスボンベ5本とともに手配。搬入から撤収までご協力いただき、おかげで「焼きたて・あったか」という最高の状態でナンを提供できました。
スタッフ手作りの保温ボックスも大活躍。焼き上がった大量のナンを冷まさずストックでき、走り終えた生徒たちが一気に押し寄せても全く大丈夫でした。


■ 大鍋チームはフル回転!
カレースープの大鍋チームもフル稼働。3つの大鍋を使って計4回転、12鍋分を調理しました。
小麦アレルギー対応の専用鍋(30食)も別途用意し、万全の態勢でスタート。
カレーの香りが広がる中、正午にリレーマラソンの号砲が響き、会場全体が一気に活気づきました。


大鍋コンロの防風囲いも、普通科21期生の手作り。

西田恵二校長の号砲でスタート!


チャリマラは、駒川中野商店街の協力のもと、多くの皆さんの寄付によりネパールの子どもたちへ支援金を届けています。
今年は在校生に加え、ロータリークラブのメンバーら約20人、富田林中学校の生徒たち約30人もランナーとして参加。
世代や所属を越えて支援がつながっていく。人と人とがタスキをつなぐ。
「これぞリレーマラソン」の光景でした。

■ 企画から当日までの歩み
7月の役員会で支援を決め、9月下旬にメニューの検討を本格的にスタート。
「生徒たちを応援する〝にぎわい空間〟に、何が合うか」
事業担当の津地嘉代子副会長と事務局の柴谷奈津子、栗部眞実両スタッフ(いずれも普通科21期)らが意見を出し合いました。
その中で、「鉄板調理の入門編としてナンを焼いては?」という案が浮上。これまでの大鍋経験を生かせるカレースープと組み合わせ、10月初めに決定しました。
でも、生徒たちに受け入れてもらえるか……。
しかしその心配はすぐに吹き飛びました。

カレースープとナンのセット試作品。ウインナーを肉団子に変えて「GO!」 


おかわりタイムには50〜60人が一気に列を作り、ナンを2〜3枚まとめて手に取る生徒も続出。
中には4枚を平らげた猛者もいて、スタッフも思わず笑顔でした。
川本正人会長(普通科21期)らが「昨年の豚汁とどちらがいい?」とたずねて回ると、「これ~っ!」という返事ばかり。
好評だった豚汁をしのぐ人気ぶりでした。
走った約500人に加え、PTAや地域の方々らにもおすそ分け。
最終的に 650食の提供となりました。


■ 広がる支援
炊き出しには緑友会から18人が参加。このうち6人(普通科21期4人、初顔見せの同27期2人)は、臨時スタッフとして駆けつけてくださった方々です。
調理師免許を持つ人もおられ、行き届いた衛生指導のもと、一同安心して提供に励めました。
それぞれの持ち場に責任を持ち、声を掛け合いながら立ち働く姿は、生徒たちにとっても「卒業生の存在」を間近に感じる機会になったはず。
広がる支援の輪、「楽しかった」「また参加したい」の声……。心強い限りでした。


学校・生徒・そして緑友会——
これからも三者が力を合わせ、「誰かのために走る」という社会貢献行事を、さらに盛り上げていきます。




横断幕のもと、生徒会の生徒たちと記念撮影 

(文責:緑友会広報委員長 小野元久=普通科27期)