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🏃そして絆は引き継がれる 第20回チャリティーリレーマラソン <レポート第2部・動画付き>

母校の伝統行事として定着した「チャリティーリレーマラソン」(チャリマラ)。
今回は、そのルーツを緑友会の視点から振り返り、これからの関わり方について考えてみました。

第20回大会での緑友会の支援と、生徒たちの笑顔をご覧ください。


■ はじまり
チャリマラの原点は、今年3月に65歳で教職を退かれた体育科の富田年久先生が、阪神淡路大震災のあった1995年(平成7年)、被災地支援のため、前任地の長吉高校の文化祭で行った「チャリティー24時間リレーマラソン」にさかのぼります。
走った総距離は95年が270㎞、翌年は275㎞。1m1円で寄付を募り、2年間で60万円を神戸の福祉作業所に届けたそうです。
先生と生徒たちは、その後もいろいろ話し合い、98年からは、チャリマラをアジア最貧国のネパール支援に発展させました。
その富田先生が2007年(同19年)に東住吉高校に異動。
さっそくその年秋に開かれたのが、母校での第1回大会です。

開催中に訪れた富田先生と川本正人緑友会長が即席対談。2人は同い年です。


■伝統行事へ
以降毎年行われ、東日本大震災支援で2回実施した年もあって、今年で記念すべき第20回を迎えました。
当初は朝8時30分にスタートし、夕方までかけて100kmを走破する形でしたが、現在は午前中に授業があるため、正午スタートの3時間リレー方式。
「100㎞」は難しくなったものの、ネパールの子どもたちに奨学金を贈る趣旨は、リレーマラソンの形とともに受け継がれています。
母校の海外研修行事「スタディーツアー」で、生徒たちが同国を訪れた年も何度かありました。
駒川中野商店街をはじめ多くの人々の協力によって、これまでに寄せられた浄財は約600万円。
NPO法人を通じるなどして、ネパールの子どもたちや国内被災地に贈られています。
こころざしは、2023年から富田林中高校にも波及。
同中の生徒たちが、昨年に続き今年も約30人、チャリマラに参加してくれました。
歴史を重ね、輪を広げ、体育祭などと並ぶ母校の伝統となったチャリマラ。
まさにヒガスミヒストリーを象徴する取り組みのひとつです。

■ 緑友会としてのこれから
チャリマラが誕生して19年目。行事としても“成人”を迎えました。
これからもさらに発展していくよう、緑友会も積極的に支援し、ともに歩んでいきます。
(文責:緑友会広報委員長 小野元久=普通科27期)
川本会長からのメッセージです。