学校情報
校章の由来
校章は単なる記号ではなく、その形態と校風に共通な支配力がはたらき、簡潔さは現代的聡明さを表わし、しかもそこに独自性が必要だろう。
そのような意味から一般に校名やその土地の由緒に関連づけられたものが多いが、さて本校の校章はどうだろう。
一見して変化が少なく簡潔で中心に英文字Hの入った所はちょっとモダンな形をしているが、基礎になっているのが人間教育に邁進するという意味で“人”の形をなしている。
人という字は単純な一本調子でなく、三つの大きな方向を持っている。
その上細部ではそれぞれ違った面を持っているが、勿論それらが秩序ある結合を持たねばならない。これは一人の人間の場合もまた人間の社会としても同等である。
この基盤の上にHを中心に乗せ統合が強められている。
Hはヒト、ヒューマン、東住吉、本当の教育、ハイスクール等の頭文字から来ている。
奇縁というか、人を基盤としたこの形が毘沙門の紋所に似ている。仏法守護の神部に四天王という、いわば才腕兼備の実力大将がいる。
毘沙門はその随一で別名を多聞とも言う。この博識と実践の威徳は殊に優れ四方に普く聞えわたる。特に東の守りを固めているこの毘沙門さまが守られているのが信貴山で、その開山みょうれんさんは宇治拾遺や絵巻物で卓抜な名僧知識振りを発揮して今日もあがめられている。わが校は間近にこの信貴山を仰ぎ見て、日夜この現世利益をなんらかの形で受け、また守ってもらうことが出来ればありがたいことである。
(この文章は本校校章考案者、大阪府教育委員会指導主事、富田民治氏のものである。)
※創立50周年記念誌から「校章の由来」を転載
校章レリーフ
北館・中央渡り廊下壁面に設置
(第39 期生卒業記念品)
信貴山時計塔の「毘沙門亀甲」。
この紋は境内のあちこちで見られる。(2024年11月撮影)