東住吉高校サッカー部OB会よりお知らせ・動画付き

令和5年11月4日(土) 午後〜
会場 東住吉高校グランド
連絡先 090−4302−7109 担当:江口(23期)まで

今年の大会は25期生のサッカー部OBの皆さんの還暦記念大会と合わせて、15期生の古希記念大会を兼ねての開催となります。

また、来年還暦を迎えられる26期生のOBの参加も大歓迎です。

毎月開催しているフットサル大会では約20名のOBが、校歌の歌詞「風清し」を胸にプリントしたユニフォームを着て、ケガのないよう楽しく交流しています。

参加人数の少ない23期生〜26期生のサッカー部OBの皆さん、是非11月4日母校のグランドで一緒にサッカー楽しみましょう!
(久しくサッカーされていない方は見学のみの参加もOK、また当日夜には懇親会も予定されています。)
もしお知り合いで元サッカー部(23〜26期生)の卒業生をご存知の方は連絡いただけたら幸いです。
写真は毎月一回開催しているフットサル(9月10日撮影)のときのもので、一番上の写真、赤いユニホーム5名は今年古希を迎えられる15期生の先輩方です。

会長だより ⑲ 惜し、夏

(2023年9月18日)

惜し、夏

緑友会長 川本正人(21期)

 

昨日、二上山に登ると、ツクツクボウシがあちこちで鳴いていました。秋の気配を運ぶその声を、いにしえの人々は「つくづく惜し」と聞き、行く夏を惜しんだそうです。

今夏、酷暑と災害に見舞われ続けた現代人は、とてもそんな気持ちにはなれないでしょう。けれど私には一つだけ、「惜し」と思うことがあります。来年の母校創立70周年に向け、みなさまから広くご支援を募ろうと導入した2,000円定額の「コンビニ振込」が8月末で終了したのです。決済システム会社との取り決めによるものですが、大勢の方々にご利用いただいていただけに、もっとPRできなかったか、期間を交渉できなかったかと、心残りです。

7月の「だより⑮」の続きですが、今年度のご支援は、9月初めまでの5か月間で312万1,360円。昨年度1年分の2倍半になりました。件数は966件。これは4倍です。

金額の4割(117万2,000円)、件数の6割(586件)を占めたのが、6月から3か月間限定だったコンビニ振込。会報と一緒にお送りしたお名前入りの用紙をコンビニに持っていくだけで、会則で定めた応援会費1年分と同じ2,000円を送金でき、ご支援のすそ野が一気に拡がりました。一方、郵便振込によるご支援もグンと伸びました。高額のご厚志に加え、コンビニ振込用紙が郵便局でも使えたことから2,000円のご支援も増加。郵便振込だけで昨年度1年分の合計金額、件数を優に超えたのです。

今年度導入した「同窓会システム」では、ご支援金の内訳をさまざまな切り口で取り出せます。データを卒期順に並べるとグラフのようになりました。折れ線グラフは「金額」、棒グラフは「件数」です。

ご覧の通り、30期生前後(50歳代半ば)より上の世代はしっかり厚く、それより若い世代では一気に薄くなっています。人生の四季で言えば「青春・朱夏」と「白秋・玄冬」の間、ツクツクボウシの声聞くころが境目です。暮らしに多少とも余裕が生まれ、来し方に思いをはせる時期に当たるからでしょうか。

ちなみに金額でトップだったのは21期生(63~64歳)。49件、22万4,000円でした。私の期です。といっても転勤族だった私は級友たちと没交渉。起爆剤となってくれたのは、忘年会などで唯一つながっていた元ハンドボール部の仲間でした。ミニ同期会「バーベキュー大会in長居公園」を企画していた彼は、6月初め、参加者向けのLINEに一言添えてくれたのです。

「別件。お手元に緑友会報が届いているかと思います。会長に頼まれた訳ではないけど、応援してあげて下さい」

それからは「親子で振り込んだ」「ワシも行ってきた」といった報告が続々。バーベキューは雨予報で延期となりましたが、ご支援の方は夏嵐。全卒期を通して最も大口のご寄付もありました。みなさん、ホンマ、ありがとう。

クチコミの威力、ご縁の可能性はすごいです。みなさまもご友人へのお口添えを、ぜひお願いします。

さて、創立70周年に向けた取り組みはあと1年続きます。二上山のように次のピークを作っていくのが私たちの課題。どうしようかと考えながら下山していたら、ツクツクボウシが応援合唱を始めました。

〽 つくづく奉仕 / 続々押―し / すくすくよーし / あぁ、いーよ / 尽くしーよ / しっかりーよ / イェーッ!……。

間もなく開催、14期生同窓会

14期生の同窓会(同期会)を以下の要領で開催いたします。
奮ってご参加下さいますようお願いいたします。

日時:2023(令和5)年10月15日(日) 12:00〜15:00
受付:11:30より受付を始めます
場所:都シティ大阪天王寺  JR 天王寺駅東口正面 Osaka Metro天王寺駅3万出口 近鉄阿部野橋駅東口からすぐ。
   6階 吉野東の間 (会場は5階信貴の間から吉野東の間へ変更、ここで受付を行います)
会費:12,000円

参加予定人数は先生を含め80名(9月11日現在) 岡本先生、室井先生から出席の連絡をいただいています。

幹事:武林 茂樹  TEL:090-6051-9394

会長だより ⑱ 「がきデカ」文化祭

(2023年9月2日)

「がきデカ」文化祭

緑友会長 川本正人(21期)

 

あんな模擬店がよく許されたものです。1975年9月の東住吉高校文化祭。私たち1年4組が開いたのは「ゲイ喫茶」。呼び物は「ゲテモノショー」、目的は「変態を楽しんでもらうこと」でした。

「今さら書かんでもええやないか」「母校の品位を考えろ」と早くも聞こえる制止の叫びは、空耳ではないでしょう。確かにあの企画は、学習活動の成果発表とはほど遠いものでした。悪ふざけだとマユをひそめた大人もいたはず。ダメ出しの理由はいくらでも挙げられたと思います。

けれど私は、それを明るく真面目に平然とやった生徒たちと、何も言わずにやらせてくれた母校に、半端ではない「自主の精神」を感じるのです。

ゲイ喫茶で女装男子(私)と記念撮影をする1年生たち

入学半年近くのクラス会議。出し物はすんなり喫茶店に決まりました。お手軽で楽しそうだったからです。ところがここから弾けます。「普通の店では面白くない」「どうしたらみんなに来てもらえるか」と差別化に話が進んだのです。その時、陸上で筋トレばかりやっていた水泳部の男子が案を出しました。「『がきデカ』の変態、やらへんか」。

「がきデカ」は、前年から週刊少年チャンピオンに連載されていた人気ギャグ漫画。2頭身の自称少年警察官が変態行動で騒動を巻き起こす1話完結ものです。「死刑!」などの一発ギャグと下ネタでインパクトを与えるとともに、劇画調の表現、ボケとツッコミの導入といった手法で現代ギャグ漫画の基礎を作ったとされます。

とはいえ当時は評価が定まっていたわけでなく、むしろ有害コミック扱い。にもかかわらず「がきデカ」に熱中し、教室で読んではガハガハ笑い声を響かせていた水泳部員が、あろうことか文化祭の教室でその世界をリアルに表現しようと言い出したのです。作品を評価する彼の目が、世間より確かだったといえなくもありません。

ショーの具体化にも真剣でした。漫画では次のコマで突然ギャグが飛び出したり、主人公が象に変身したりします。その落差と場面転換の速さが生む笑いをどう再現するか。「パッと出て、ビシッと決めて、サッと消えるんや」「真剣にやらなあかん。ヘラヘラしてたらシラケてまう」。不真面目な世界を真面目に表現する打ち合わせが続きました。

「変態の面白さ、さっぱりわからん」と思っていた私も感化されたのでしょう。「ゲイの方は任せとけ。美人に化けたるで」とすっかり乗り気に。クラスの女子に「服貸して」と、ご両親が目をむきそうなことを真面目にお願いし、ビチビチのワンピースを調達したのでした。

当日の教室。前半分は机を並べた舞台。窓は赤色系のカーテンで覆われました。ゲイ喫茶と言っても女装男子が給仕するだけ。怪しげな雰囲気はなく、店内に満ちたのはギャグ漫画に通じる即興的な笑いでした。

そしてショー。海パン1枚の水泳部員が単身、「ウォ~ッ!」と奇声を上げて舞台を走り、ピタッと止まって筋肉ポーズ。次の瞬間、ワキ毛に見立てたモヤシをむしってほお張り、あっという間に走り去るーー。時間にして数秒だった気がします。満席の店内は一瞬あぜん、そして大爆笑。がきデカには全く笑えなかった私でしたが、リアルな熱演には腹筋崩壊。そして胸中で叫びました。「受けたぞぉ!」。

日常生活を共にする級友同士だから生み出せた非日常の世界。それは起業・興行体験でもあり、その日限りの異次元体験プログラムでもありました。

母校のスローガン「二兎を獲る」の二兎は、文武両道だけでなく、動と静、攻と守、奮起と抑制、自由と規律など、さまざまな二律で考えていいと思います。社会を維持する「静・守・抑制・規律」、時代を前に進める「動・攻・奮起・自由」。どちらも不可欠です。そして東住吉の強みは後者を生む素地。時にはリミッター(抑制装置)を外してぶっ飛び、思いもしなかった世界を体感させてくれる伝統にあるのではないでしょうか。

1週間後の9日(土)は母校文化祭の一般公開日。ぶっ飛んだ企画、あるかなあ?

 

※ 次の文化祭では、緑友会もテントを設営します。正門からのメイン通り、緑のノボリが目印です。(仮称)緑友ホールプロジェクトのご案内、母校絵はがきの販売のほか、談話スペースも設けます。気軽にお立ち寄りください。

9/9(土)の文化祭に緑友会テントを設けます。お立ち寄りください。

9月9日(土)の母校文化祭一般公開日に、緑友会もテントを設営します。

正門からのメイン通り、緑のノボリが目印です。午前10時~午後3時を予定しています。

(仮称)緑友ホールプロジェクトのご案内、母校絵はがき(500円)の販売のほか、談話スペースも設けます。

気軽にお立ち寄りください。

会長だより ⑰ 40年目のメッセージ

(2023年8月19日)

40年目のメッセージ

緑友会長 川本正人(21期)

40年前の旧暦七夕、1983年8月15日に、彦星(アルタイル)に向けて、米国の電波望遠鏡からメッセージが送信されました。地球の数字や元素、太陽系、生物の進化、DNAの構造などを表した13枚の画像と子どもたちの音声です。地球外知的生命体の存在を仮定して週刊少年ジャンプ(集英社)が企画し、東大東京天文台(現国立天文台)教授らが実施。このような試みを日本人が行うのは初めて、世界でも2例目だったそうです。

そして今年の旧暦七夕、8月22日に、返信の受け取りが試みられます。協力するのは長野県にある宇宙航空研究開発機構(JAXA)の観測所。ふだんは小惑星探査機「はやぶさ2」などと通信しているパラボラアンテナを、1時間だけ彦星に向けるとか。彦星との距離は17光年。地球からのメッセージが2000年ごろに到達し、彦星人が内容を解析、返信内容を決めた後、電波を送り続けていれば、受診できる可能性はゼロではない……という、新聞で読んだお話です。

もし受信できたら、映画「コンタクト」(97年)のように科学、宗教、政治を巻き込んだ騒ぎになり、「地球人」の自覚が大勢に芽生えるかも。奇しくもアルタイルの星言葉は「空想的で現実的」とか。宝くじに似た期待を抱きます。

彦星に発信された「人間」と「女性の顔」の画像

 

発信された83年、国内では東京ディズニーランドの開園、家庭用ゲーム機「ファミリーコンピューター」の発売などがありました。貧しい農村に生まれながら経営者として成功する女性を描いて国際的ブームとなったNHK連続テレビ小説「おしん」もこの年の放映です。日本はその後、バブル崩壊や相次ぐ天災に見舞われるのですが、全体としては今も平和と繁栄の中にあると思います。けれど同時に、「40年分進歩したのかな?」というもどかしさも覚えるのです。

世界に目を転じると、83年にはソ連による大韓航空機撃墜事件や米軍のグレナダ侵攻、前年には「兵器の実験場」と言われたフォークランド紛争がイギリスとアルゼンチンの間で起きています。その後、ソ連解体やEU発足で冷戦に終止符が打たれるかと思ったら、「民族」や「国家」が争う時代に逆戻り。技術が発達した一方、温暖化なども進みました。地球人はどうも40年前と変わっていない。彦星人にはそう見えるかもしれません。

緑友会はどうでしょう。母校創立30周年の84年、会報4号(2㌻)が発行されました。前号から17年ぶりで、「同窓会活動を盛り上げていきたい」と、この年からの毎年発行を宣言しています。70周年を前にした私たちも思いは同じ。会報に加え、時代に合わせて同窓会システムやホームページといった電子技術の本格導入にも踏み切りました。

40年前に成人となった25期生は今年度、還暦同期会を開きます。ほかにもコロナ禍で控えられてきた同期会、同窓会、OB・OG会が企画され始めました。同窓会システムやホームページは、広報や所在不明者探し、出欠確認などに早速利用されています。

若いころの友人との再会で不思議に思うのは、会わなかった間の互いの人生がひとまずカットされ、過去と現在の時間軸がすんなり一本になることです。彦星に送信された画像のように素朴でシンプルな、隠しようのない「素」の自分で接するからかもしれません。先ほど触れた会報4号で、当時の会長が「同窓」という言葉の由来を原典の漢文を引いて解説し、「同じ学問をする者を同窓と言う。利害関係を越えた同志の結びつきである」と述べておられました(どこぞの会長とは格調が違いますわ)。なるほど、同じ学び舎で育んだ同窓の絆は、その後の個人に付いて回るようになった様々な要件とは無関係です。

だとすると、40年前と変わらずにいることが大切なこともある。その当たり前に思いが至り、気分が少し晴れました。

同窓のみなさんが心のパラボラアンテナを開き、時空を超えたメッセージを受信・発信できるよう、夏の星空に祈ります。

 

改修費支援、送金の方法。

緑友会館1階にある食堂が完成したのは1963(昭和38)年、すでに60年以上を経た建物はいまだに空調設備がなく
蛍光灯は古くて薄暗く、昼食時以外は施錠され……と、十分活用できる状態ではありません。
そこでここを、食事にとどまらず、談話や自習、寄席やライブ演奏、さらには学校行事や20歳の集い、
緑友会総会といったイベントにも活用できる多目的ホールにできないか、という構想が生まれました。
環境面での魅力アップへ向けたこの取組みは、高校生活の質的向上を図ることはもとより、
進学希望者を一人でも多く獲得することへも貢献、少子化で高校の統廃合が続く中、これからの母校の発展につながっていきます。

皆様にはこの構想へのご理解を賜り、改修に向けた支援金を緑友会事務局へお送りくださいますようお願い申し上げます。

【支援金について】
・支援金は、緑友会費(年2,000円)と寄付金(お気持ちに応じた金額)の2つで構成されています。
・支援金は2,000円以上とさせていただいております。
・支援金目標金額:2,000万円以上

【支援金を緑友会事務局へ送金する方法】
①緑友会報42号に同封の2,000円と記載された用紙で
1:コンビニで送金 (取扱期限8月末日)
2:郵便局窓口で送金
3:郵便局のATMで送金
②緑友会報42号に同封の金額が記載されていない用紙で
1:郵便局窓口で送金
2:郵便局のATMで送金
③上の用紙を使わず「ゆうちょ銀行」を含む金融機関に出向いて
1:振込用紙で窓口から送金
2:ATMで送金
④ネットバンキングで送金
⑤緑友会事務局へ現金書留で送金

● ③、④の場合 銀 行 名 :ゆうちょ銀行
店 名 :〇九九 店
口座の種類:当座
口座番号 :0094091
口座名義 :大阪府立東住吉高等学校緑友会  までお願いいたします。

●⑤の場合 送付先:〒547-0033 大阪市平野区平野西2-3-77
大阪府立東住吉高等学校 緑友会   までお送りください。
※一部を除き手数料、送料が必要となります。恐れ入りますがご負担いただきますようお願いいたします。

会長だより ⑮ 過渡期のチャンス

(2023年7月6日)

過渡期のチャンス

緑友会長 川本正人(21期)

 

会報41号をお届けして1か月。同封の振込用紙で寄付や応援会費(特別会費を改称、年2000円)をお寄せくださった方は779人、合計253万1860円(7月4日現在)に上っています。昨年度1年分に比べ、人数で3.2倍、金額で2.1倍です。創立70周年記念「学校食堂改修(仮称)緑友ホールプロジェクト」の目標2000万円まで、まだとぉ~~い道のりですが、手ごたえはいただきました。本当にありがとうございます。引き続き、周囲の方々へのご支援のクチコミ(これが効くんです!)、よろしくお願いいたします。

ところでこの「会報」。長年、会員と会を結ぶほとんど唯一のツールでした。1年前に会長になって仰天したのが、その発送費の大きさです。昨年度の場合、会の総支出261万円の半分、132万円が発送費。少子化で新卒会員が減少し続け、来春卒業予定の280人全員が入会費(終身会費を改称)を納めてくださったとしても140万円ですから、これに匹敵する額が1回の発送で消えることになります。物流危機で、今後は配達料金の値上げも避けられないでしょう。

というわけで、緑友会も昨年度から、ホームページなど電子媒体の活用に動いています。世代交代するくらい先かもしれませんが、紙の会報、紙の振込用紙の何割かでも電子会報、電子決済に置き換えられないか、という試みです。けれど無理はしません。卒業生の中には、紙で読み、足を運んで現金で振り込んでくださる方がたくさんおられるからです。当面は、「紙」と「電子」を併用します。

総会に先立つジャズコンサート(25期生の西川サトシさんらが出演)。続く会議では例年になく発言が相次ぎました。

 

併用の間、費用は余分にかかります。初年度は特にそうです。先日の総会でも、今年度の「会報作成費116万2000円」の中身についてご質問がありました。編集や版下制作は有志がボランティアでこなしており、あとは印刷費(今年度は33万4400円)で済むはずですから、当然の疑問です。(質問された方は、当日お手渡しした資料を短時間でよく読み込んでくださいました。)

アップの要因は主に3つ。①同窓会システム導入に伴いIDとパスワードをお一人分ずつ印刷したこと ②電子決済の手始めに無記入で使えるコンビニ振込用紙をお一人分ずつ用意したこと ③必ず開封していただけるよう中身が目立つポリ封筒を用いたこと――です。発送部数は1万7141。これに①~➂それぞれに1部10円前後(税込み)がかかり、まとめて封入する作業にも10円(同)を要しました。

これが、電子化への情報を「紙」で伝えた初年度のコストです。

でもおかげさまで、冒頭でご報告したご支援のうち、コンビニ振込が人数で61%、金額で37%を占めました。新たな試みがご支援のすそ野を広げていることは間違いなさそうです。また、同窓会システムにアクセスして「所在不明者」の情報を続々とお寄せいただいたり、「近況報告」に早速、数十件の投稿をいただいたりもしています。

過渡期は、安定期に向かう発展の時期です。そこでは好機も生まれます。電子化に加え、これと連動させた「緑友ホールプロジェクト」もそうです。手探りながら、実現を信じ、構想を膨らませるアツい夏。母校の生徒たちも期待しています。旬の夢をどうぞご一緒に!

※ 会報に同封したコンビニ振込用紙(額面2000円)は8月末まで無記入、手数料なしで使えます。その他のご支援もまだまだ受付中です。詳しくはホームページトップの「食堂を緑友ホールへ!」 をクリック・タップしてください。

創立70周年記念事業

(2024年5月)

いよいよ創立70周年です。記念事業のメインである学校食堂改修(多目的ホール化)と式典・公演の進捗概要は次の通りです。本文のあとに主な経緯を時系列でもお示しします。

緑友会が集めるご支援の目標額は1000万円。おかげさまでこの1年余りで半分が寄せられました。今年度もあと一押しのご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。

【学校食堂改修】

<全体監理>

一級建築士でデザイン事務所を営む普通科24期生の木本圭二さんがボランティアで担当。昨秋、協力を自ら申し出て下さいました。工事内容や費用について迅速的確な助言をされるだけでなく、学校に何度も足を運んで業者や学校の方々と直接話し合うなど、ハード面での要となっておられます。

<コンペ>

昨年3月に行った複数業者からの聴き取りで、工事費は空調とホール内装で1500万円、外構(門扉や通路など)で500万円程度が最低必要ラインと判明。このうち空調とホール内装について、昨年12月から今年2月にコンペ(設計競技)を行いました。2グループが参加し、それぞれ魅力的な提案をいただいたのですが、見積額が予算を数百万円上回ったため不成立でした。

<入札>

コンペ不成立のため入札に切り替えて計画を続行。急ぐ必要のある空調設備工事については3月に実施。コンペ時に示していたホール空調だけでなく、電力引き込みと厨房空調も合わせた仕様としました。応札は1社で、480万円(税抜き)で落札。想定予算は520万円でした。内装と外構の入札は4月に行い、3業者が応札。990万円(税抜き)の業者が落札しました。想定予算は1060万円。他の2業者は1376万円と1623万円でした。両工事合わせた費用は1470万円、税込みだと1617万円です。

<工事>

電力引き込みを先行させたうえで、空調・内装・外構は期末テスト終了後の7月10日ごろ着工。文化祭が9月7、8日にあるため、8月25日に完了させます。

<予算>

後述する「式典・公演」の92万円と合わせて、現在1750万円が予定されています。PTAが記念事業積立金から500万円を拠出。これに後援会「みどり会」から750万円、緑友会から500万円が寄付されます。

【式典・公演】

<式典>

11月16日(土)正午から母校体育館で開催。

<公演>

式典に続き、落語家林家染二さん(普通科23期生)ら大衆芸能で活躍する卒業生約10人による公演を予定。一般入場については要項が決まり次第ご報告します。

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

創立70周年記念事業の主な経過

【2022年度】

<11月>

● 学校と緑友会による事前打ち合わせ。学校側から「学校食堂を多目的に使えるよう改修できないか。少なくとも空調設備を入れてほしい」との案。

<1月>

● 緑友会の臨時役員会で食堂改修の実現可能性を確かめる調査を決定。

<3月>

● 業者3グループ(6社)を個別に食堂に招き、改修アイデアや概算費用などを聴取。空調と内装で1500万円、外構で500万円程度が最低必要ラインに。

【2023年度】

<4月>

● 同窓会システムが本格稼働。コンビニ決済による支援金募集が可能に。

● 緑友会の定例役員会で、食堂改修「(仮称)緑友ホールプロジェクト」(以下、ホール計画)の事業化と会則改正案を決定。

<5月>

● 第1回創立70周年記念事業実行委員会。学校、緑友会に加え、PTA、後援会「みどり会」も組織入り。式典とともに、ホール計画も実行委で実施へ。ホール計画は引き続き緑友会が担当。

<6月>

● 会報41号発行。ホール計画支援願い、コンペ(設計競技)告知などを掲載。

<11月 >

● 第2回実行委。式典は1年後の11月16日(土)正午から体育館で開催に。第2部は卒業生によるトークショー(複数落語家による大喜利など)の方向。

● 食堂天井材の事前調査でアスベスト不検出、工事が可能に。

● 落語家林家染二さん(普通科23期生)に校長、緑友会長から式典公演への協力を要請。落語家ら大衆芸能で活躍する卒業生約10人による公演実施へ。

<12月~2024年2月>

● ホール計画のコンペ(設計競技)。2グループが参加。内容は魅力的だが見積額が空調とホール内装だけで2000万円近く、不成立に。入札に切り替えて計画続行。

<1月>

● 第3回実行委。式典、公演を含む周年事業予算概要固まる。この時点での拠出予定はPTA 400万円、後援会「みどり会」750万円、緑友会は目標500万円以上。

<3月>

● 空調設備工事の入札。応札1社。電源引き込みと厨房空調設備も合わせ480万円(税抜き)で落札。部内での想定予算は520万円。

● 染二師匠ら卒業生落語家4人の応援メッセージ動画を天満天神繁昌亭の舞台で収録し、ホームページにアップ。

● 合格した新入生と保護者への説明会で支援の呼びかけ。

【2024年度】

<4月>

● 内装・外構工事の入札。新規参入の3業者が応じ、990万円(税抜き)の業者が落札。部内での想定予算は1060万円。他の2業者は1376万と1623万円。

 

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

過去の記事

(2023年7月)

 東住吉高校は、2024年に創立70周年を迎えます。これを記念して、緑友会、学校、PTAなどで組織する記念事業実行会が23年5月に発足しました。
事業は大きく2つ。「式典」と「記念事業」です。
式典は24年秋の予定。母校出身者による記念公演などが検討されています。
記念事業のメインは学校食堂改修「(仮称)緑友ホールプロジェクト」。学校からあった「今の食堂には空調設備もない」という訴えを機に、緑友会が大規模改修を発案しました。現在、卒業生や母校関係職員らにご支援を呼び掛けるとともに、PTAなど関係団体にもご協力をお願いしているところです。この秋には大まかな予算規模を定め、コンペ(設計競技)の要綱を発表したいと考えています。
いずれも進捗状況を随時ご報告します。ご理解、ご支援を、なにとぞよろしくお願いします。
緑友会長 川本正人